位牌 魂抜き 費用

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位牌の魂抜きの費用、この実態、よくわからないですよね。

 

話題になった「みんれび」によると、位牌の魂抜きや魂入れなど四十九日の法要一式で3万5,000円だそうです。

 

これをどう考えるか、全ては喪主次第と私は思うのですが、、、。

 

宗教儀礼の値段というのは非常に不透明なもので、通夜などの際には一族の長老的な人が出てきて「この場合は○○円」と答える。

 

こんな感じで、昔の費用は決まっていたものです。

 

実際、お手次にお布施の金額を聞いても「お気持ちで結構です」としか答えてくれませんし、価格表があるわけでもないのです。

 

さて、都市部へ人口が集中しだし地方から移り住んできた人たちが、その土地で代を重ねていくと長老的存在の人はいなくなります。

 

また、お手次のお寺もわからなくなってしまいますから、どうしてよいのかわかりません。

 

結果、葬儀社に僧侶を紹介してもらい、通夜・葬儀を終わらせて、四十九日を執り行って、、、という流れになります。

 

お布施に関しては葬儀社が教えてはくれますが、それが正しいのかどうかすらもわからない。

 

では魂抜きの費用はいくらが正しいのでしょうか？

 

さて、小売業大手アマゾンが「お坊さん便」なるサービスを扱いだして、ちょっとした話題になりました。

 

これを販売しているのは「みんれび」、この会社に位牌の魂抜きだけの料金設定はありません。

 

しかし、四十九日の法要になると3万5,000円（税込）となっています。

 

この中には、開眼法要、魂抜き、白木の位牌の引き上げ、宗派指定料、お車代、心付け、お善料が含まれる。

 

葬儀社に委託した場合、以上のものはすべて別料金だそうで、、、。

 

「お布施は宗教行為への対価なのか？」とか「宗教行為を販売するのか？」とか色々論争が起きました。

 

では葬儀社に委託するのはやめてお坊さん便を頼むのが良くないのか、と考えると何とも言えないというのが感想です。

 

というのは、お手次がどこかもわからなくなっているような状態で、本来は宗教行為をおこなうこと自体がムリがある。

 

葬儀社に委託している時点で、本来の宗教行為と大幅にずれているのではないか？という疑問も起こってくるのです。

 

マンションで位牌や仏壇を新たに購入するような人たちになると、深刻な悩みになのでしょう。

 

さて、以下の話を思い出しました。

 

ある僧侶の方の話では、葬儀とは故人のためのものであると同時に、残された人たちのためのものでもある、とのこと。

 

その言葉を非常に乱暴に解釈するならば、残された人たちが満足すればいいということでしょう。

 

つまり、どんな形でもいいのではないでしょうか。

 

故人は亡くなった瞬間に極楽往生を遂げるという宗派もあるのですから、法要自体不要と考えることもできるのです。

 

3万5,000円で位牌の魂抜きを含む四十九日の法要をおこなうことができて、喪主は満足なのか？ということでしょう。

 

アマゾンで四十九日を買ったからといって、それを第３者がとやかく言うべきではないのです。

 

でも、3万5,000円だとアマゾンが抜く手数料大きそうだな、、、。

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