花瓶は仏具の必須アイテム!良い香りで、仏も先祖も上機嫌
部屋の中に花が一つあるだけで、空間がパッと明るくなったように感じられる。
…花を愛でるこの感覚、実は仏の世界でも同じなんです。
花瓶は数ある仏具の中でも必要不可欠なアイテム!
仏具といっても種類は膨大。
ですが、最低限そろえるべき基本セットは限られています。
もちろん花瓶もその一つです!
実に様々な種類があり、選ぶ楽しみもあります。
仏具でも超・重要な花瓶、どう選ぶのが正解?
花瓶は、正式には「花立て」という仏具の一種。
お香を焚く「香炉」、ろうそくを立てる「燭台」とセットで「三具足」と呼ばれています。
何がなくとも、この3点はそろえるべき仏具セットと言えるでしょう。
花瓶(花立て)は、素材としては真鍮製、アルミ製、ステンレス製、純金製、純銀製…と金属製のものが多いようですね。
サイズや色、形、デザインも様々なので、自宅の仏壇のサイズや雰囲気に合った物を選びましょう。
大事な人にお花をプレゼントする。
お仏壇やお墓にお花を供える。
これ、特に違和感なく自然に行われていることですよね。
それだけ、花で気持ちを伝えるという行為が古くから私たちの心身に染み付いているということですね。
ある意味では、花瓶というよりも「花」自体が仏具の一つと言えるのかもしれません。
ちなみに仏壇にお供えする花としては菊がメジャーですが、そこには「邪気を払う」という意味が込められているのだそうです。
加えて、「他の花よりも長持ちする」という利点も、菊が選られる理由の一つになっているんですよ。
仏壇にお花を供える際は、「左右一対」が基本ルール。
つまり、仏具としての花瓶は2個で1セットということになりますよね。
飾り方としては、「中心に菊。その周りには香りが控えめでトゲを持たない花。本数は奇数。」が理想的。
その季節に旬を迎えているお花を生けるというのが一般的です。
お盆の時期なら、りんどうやホウズキなどがよく使われますね。
お花屋さんに行けば、仏壇用としてあらかじめ作られた束が売っていたりしますし、仏壇用のプリザーブドフラワーをネット通販しているお店もあります。
そういったものを利用するのも便利ですよ。
もちろん、形式的なことにとらわれず、単純に故人の好きだった花を選ぶのも間違いではありません!
お仏壇の総合情報
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