線香 立て方

トップページ ＞ 線香の煙の意味と本数などのマナー ＞ 線香の立て方は宗派でこんなに違う！覚えておきたい基本のキ

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仏壇を前にした時の所作で、その人の育ちや教養がわかってしまうと言っても過言ではありません。

 

今回注目するのは、ズバリ、お線香の立て方！

 

みなさんはどんな作法で立てていますか？

 

お葬式や法事に限らず、訪問先で仏壇に線香をあげるというシチュエーションに置かれることって多いですよね。

 

何度経験しても、仏壇の前でのあの“儀式”は緊張します･･･。

 

一番驚いたのは、一緒に行った友人が線香を折って寝かせたこと。

 

それまで、「線香は、1本だけ手に取って火を点けて、そのまま立てるもの」と思っていた私は、その斬新な立て方に衝撃を受けました。

 

線香を折るなんて、なんだか縁起が悪そうではありませんか！？

 

その時はただただ茫然とその姿を観ていましたが、彼は全く気にしていない様子。

 

「あの方法って、もしかしてわりとスタンダードなのかな」

 

と疑問に思い、帰りの電車の中でさっそくググりましたよ･･･。

 

調べてみて初めて知りましたが、線香の立て方は宗派によってずいぶんと違うのですね。

 

浄土宗、日蓮宗、臨済宗は普通に「1本、香炉の真ん中に立てる」という立て方。

 

一方、浄土真宗だと、1本を2～3本に折って寝かせるというのがスタンダードなんです。

 

つまり、私の友人は浄土真宗だったということ？もしくは、訪問先が浄土真宗だったのか･･･。

 

今となっては真相はわかりませんが、もし後者だとしたら私は大変失礼なことをしてしまったということですね。

 

物を知らないというのは、本当に恥ずかしいことです･･･。

 

ちなみに、宗派によって異なるのは線香の立て方だけではありません。

 

線香の本数にも違いがあり、例えば天台宗や真言宗だと「3本」なんですよ。

 

しかも、まとめて立てるのではなく、逆三角形を描くような感じでそれぞれを離して立てるのが正解なのです。

 

なんでも、「過去、現在、未来」の三世を供養するためにこのような形でお線香を立てるのだそうですよ。

 

このように、線香の立て方には宗派によってハッキリとした違いがあります。

 

自分の家の宗派のルールで立ててしまいがちですが、訪問先の宗派を確認しておくのが大人のマナー。

 

マンション用のミニ仏壇だとしても、しかるべき作法でお線香をあげられる人はポイント高いです！

 

同行者や訪問先の方に「しっかりした人なんだなあ」という印象を与えるためにも、線香の立て方一つでも事前調査が必須ですね。

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