位牌 戒名なし

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菩提寺が無く、葬儀の際に読経だけして貰いたい、特定の宗派に入るつもりも無い。

 

それでしたら、俗名でも位牌は作れます。

 

位牌は、誰にでも、予算さえ用意すれば作れるものですので戒名なしの俗名位牌は簡単に作れます。

 

戒名を授かるという事は、亡くなった方がその宗派の仏弟子になったと同じ意味合いをもちます。

 

簡単に言えば、その宗派の崇める本尊さまに弟子入りします、との証明のようなものです。

 

なので、そこの宗派を信じていないけれども立派な戒名は欲しいと言うのは本末転倒と言われるのです。

 

仏教を信じて居ないのなら、そこの戒名に拘る理由はありません。

 

何々家先祖代々ノ霊位、と書かれた位牌を作って、お寺にお願いはせずに祀っていても特に無宗教で先祖だけを大事にしたいなら問題はないと言えます。

 

全く今までお寺とご縁が無かったのなら、戒名なしでも特に問題は起こらないでしょう。

 

ですが家の墓が寺墓地にあって、その場所に納骨したいのであればお寺の決まりに従わなければいけません。

 

つまり、この場合は亡くなりごとがあったときには速やかにお寺に伝えて戒名を授けて貰った方が良いです。

 

公営の墓地や民間管理墓地でしたら、大体が宗派問わずで墓を作れますが寺の墓はその宗派の方のもの、と決まっている場合があります。

 

故人の意志で戒名はなし、と思われるかも知れませんがしっかりと供養をしなかったような気になって辛くなるのは残された遺族の方です。

 

亡くなった方の意志を尊重するか、残された方の心情が納得するように供養をするのかは、貴方次第と言えます。

 

戒名代の相場、とネットで引きあたる金額はとても高いですね。

 

それなら宗派は限定されますが、2万円で戒名を授けてくれるところもあります。

 

お金が出せないから戒名はなしで済ませるしかない、そんな家庭の味方になってくれるところもあるのです。

 

個人的な考えですが、戒名でなく法名を授けてくれる宗派もあるので、そこならお名前の格の違いも気にしなくても良いかもと思います。

 

特定のお寺が無く、戒名代が心配なら浄土真宗のお寺なら法名と言って三文字を授かる形ですよ。

 

仏の前に貴賎なし、が個人的には安心できる考えと思います。

 

供養の気持ちが、一番大事ではないでしょうか。

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