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一周忌は他の法事とどう違う?しっかり覚えておきたいのし袋のマナー

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一周忌は、故人が亡くなって1年後の同月・同日に行う法事のこと。

 

この日を境に「喪が明ける」とされている大事な日です。

 

出席する場合は相手方に失礼がないようにマナーを確認しておくことが大事ですね。

 

ここでは、一周忌に持参する香典の作法に注目!のし袋の選び方や書き方など、法事の基礎をおさらいしましょう。

 

「1年経って、ようやく○○の死を受け入れられるようになった」・・・そう感じている遺族も多いはずです。

 

周りの人が思う以上に一周忌は特別な意味を持つ法事ですから、くれぐれも失礼がないようにしましょう。

 

一周忌で使えるのし袋の種類

四十九日までの法事は、「故人が極楽浄土に行けますように」という願いを込めて。

 

それ以降(つまり一周忌以降)は仏様への感謝の気持ちを表すための法事だと言われています。

 

そのため、のし袋についての作法も四十九日までとはちょっと違っている部分が多いようです。

 

例えば、関西でよく見かける黄色×白の水引ののし袋。

 

「関西の法事ならいつでも使って良い」というものではなく、「四十九日までは黒×白、一周忌以降は黄色×白でもOK」という風習があります。

 

四十九日と、それ以降の法事とはでは宗教的な意味合いが違っているので、このような使い分けをしているのでしょう。

 

ただ、全国区では、「一周忌ののし袋の水引は黒白、もしくは双銀」「水切りの結び方は“結び切り”もしくは“あわび結び”」が一般的。

 

これは四十九日の法事も変わりません。

 

表書きの書き方は?

のし袋の種類がわかったところで、今度は表書きの書き方です。

 

使用するのは、普通の黒い筆ペン。

 

葬儀の時は「突然のことで墨を擦る余裕もなかった」という意味を込めて薄墨を使いますが、一周忌の法事ではそのような演出は必要ありません。

 

書き方は以下の通りです。

 

仏教

御仏前、御佛前、御香料

 

神道

御玉串料、御榊料

 

キリスト教

御花料、御花輪料、御ミサ料(カトリックの場合)、忌慰料(プロテスタントの場合)
※キリスト教の場合はのし袋は使わず真っ白な封筒を使うのがスタンダードです。

 

そして、水引の下、中央にフルネームを書きます。(※夫婦の場合は夫のフルネームの横に妻の名前を書きましょう)

 

香典は本当に必要?理想的な金額は?

一方、「そもそも一周忌に香典は必要なのか?」という疑問を呈する声もあります。

 

葬儀の時はなにかとお金もかかりますし、「故人への感謝の気持ちを込めて」「遺族への慰労の気持ちを込めて」ということでお金を包むのは納得。

 

ですが、一周忌にまでお金を包まなければいけないというのは、あまりにも負担が大きいようにも感じます。

 

しかし、実際に経験してみるとわかりますが法事にもなにかとお金がかかります。

 

僧侶にもお布施や車代を支払わなければいけませんし、法事では食事も用意されていますよね。

 

ですから、「変だな」と感じてものし袋を用意して香典を包むのが社会人としての礼儀。

 

食事の席にも出席するのであればなおさらです。

 

香典の相場としては、以下の金額を目安にしてみてください。

 

  • 身内

1~3万円(※関係性によっては5万円~)

 

  • 近所の人

3,000円~5,000円

 

  • 仕事関係、友人

5,000円~10,000円

 

地域性や故人との関係性によっても金額には幅があります。

 

出席する場合は、周りの人(一緒に出席する人)に相談してみると安心ですね。

 

【まとめ】遺族の立場になって考えよう

このように、法事の中でも一周忌は特別な意味を持っています。

 

のし袋の選び方、使い方についてもう一度ポイントをまとめておきましょう。

 

  • 基本的には黒白、もしくは双銀の結びきりものを使用(関西は黄白もOK)
  • 表書きは濃い墨で書く
  • 袋に入れる金額は関係性によって異なる

 

法事を経験された方はおわかりかと思いますが、法事の際に出てくる食事は結構お金がかかっています。

 

のし袋の中身は、相場にちょい上乗せするくらいがちょうど良いでしょう。(相場が3,000円なら5,000円包むとか)

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