初七日法要の香典は必須?マナーと相場金額を知りたい!
葬儀の席に香典を持参するのは常識ですが、初七日の場合はどうなのでしょうか。
葬儀と同じ日に執り行われる場合でも、やっぱり用意すべきなの?
ここでは、初七日用の香典の相場金額や渡す際に知っておきたい最低限のマナーについて解説します。
法事の世界は、あれこれ“しきたり”があってよくわからない!
香典もその一つですよね。
初七日では、一体いくら包むのが常識的なの?
初七日法要は、その名の通り、故人が亡くなってから「7日目」に行われる法要です。
死者はすぐに“あの世”に旅立つわけではなく段階を踏んで“この世”を離れていくわけですが、その最初のステップが初七日法要なのです。
さて、みなさん、普通は葬儀の時に香典を渡しますよね。
では、初七日はどうでしょうか?
「え、1週間前に香典を渡したのに、それとは別にまた用意しなくちゃいけないの!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
結論から言うと、葬儀用の香典とは別に、初七日用の香典も用意する必要があります。
最近は遠方から会葬する親族の負担も考えて葬儀と同じ日に初七日を済ませるケースも多いようですが(「繰り上げ法要」といいます。)、その場合でも別個で準備しましょう。
では、用意した香典はいつ渡せば良いのでしょうか。
葬儀と同じ日に行われる場合は、初七日法要が行われる部屋に受付が用意されますので、そこで渡すというのが一般的です。
また、葬儀の受付で預けることもできますので、香典を持参したことを申し出ましょう。
初七日法要だけを別で行う場合は、当日、受付で渡します。
おそらく皆さんが最も気になっているのは、初七日法要の香典の金額ではないでしょうか?
「葬儀とは別に包まなくちゃいけないなんて・・・すごい出費になりそうで正直困る!」というちょっと不謹慎な不安を抱いている方も少なくないはず。
葬儀と同じ日に行われる初七日法要の香典の目安は、「葬儀の香典の半額」です。
具体的な金額は、相手との関係性やあなた自身の年齢によっても違ってきます。
以下にだいたいの目安をまとめてみましたので参考にしてみてください。
(【】内はあなたの年齢、★は自分から見た相手との関係性です。)
【20代】
- 親 10,000円~50,000円
- 義理の親 10,000円~50,000円
- 兄弟・姉妹10,000円~30,000円
- 祖父母 5,000円
- おじ・おば 5,000円
- 親戚 3,000円~5,000円
- 友人・知人 3,000円
- 恩師 3,000円~
【30代】
- 親 30,000円~50,000円
- 義理の親 30,000円~50,000円
- 兄弟・姉妹30,000円
- 祖父母 5,000円~10,000円
- おじ・おば 5,000円~10,000円
- 親戚 3,000円~10,000円
- 友人・知人 3,000円~5,000円
- 恩師 3,000円~5,000円
【40代】
- 親 50,000円~
- 義理の親 50,000円~
- 兄弟・姉妹30,000円
- 祖父母 10,000円~30,000円
- おじ・おば 5,000円~10,000円
- 親戚 3,000円~10,000円
- 友人・知人 3,000円~5,000円
- 恩師 3,000円~5,000円
ご夫婦で参列する場合は、二人合わせて10,000円~となります。
次は、葬儀とは別の日に初七日法要が行われる場合の香典の目安金額をご紹介します。
【20代】
- 親 10,000円~50,000円
- 義理の親 10,000円~50,000円
- 兄弟・姉妹10,000円~30,000円
- 祖父母 3,000円~10,000円
- おじ・おば 3,000円~10,000円
- 親戚 3,000円~10,000円
- 友人・知人 3,000円~5,000円
- 恩師や勤務先関係者 3,000円~5,000円
【30代】
- 親 10,000円~50,000円
- 義理の親 10,000円~50,000円
- 兄弟・姉妹10,000円~30,000円
- 祖父母 3,000円~30,000円
- おじ・おば 5,000円~30,000円
- 親戚 5,000円~10,000円
- 友人・知人 3,000円~10,000円
- 恩師や勤務先関係者 3,000円~5,000円
【40代】
- 親 10,000円~100,000円
- 義理の親 10,000円~100,000円
- 兄弟・姉妹10,000円~50,000円
- 祖父母 3,000円~30,000円
- おじ・おば 5,000円~30,000円
- 親戚 5,000円~10,000円
- 友人・知人 3,000円~10,000円
- 恩師や勤務先関係者 5,000円~10,000円
ご夫婦で参列する場合は、二人合わせて10,000円~となります。
金額以上に大切なのが、香典袋の選び方や書き方のマナーです。
まずは袋の種類ですが、「不祝儀用の白黒の結び切り」ののし袋を用意しましょう。
そして、表書きは「御霊前」とします。
四十九日法要までは、まだ「仏」になっていないので「御霊前」と書く・・・
と聞いたことがありますが、宗派(浄土真宗)によっては初七日でも「お仏前」と書く場合もありますので事前に確認しておいたほうが良いですね。
また、葬儀と同じ日に行う場合は、初七日用の香典の右上に「初七日」と記載しておくのが親切です。
私はいつもその場になってからドタバタとネット検索して準備していますが、これらのマナーは社会人として「知ってて当然」の常識として身に着けておくのが理想的。
慌てて調べたりせずに、スッとスマートに行動できる人になりたいものですね・・・。
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