初七日のお花選びはどうする?故人を安心させるポイントは?
初七日に限らず、人が亡くなった時にお花をお供えするのはナゼなのでしょうか?
まずはその「意味」について考えてみましょう。
その上で、初七日法要にはどんなお花がふさわしいのか、具体的な選び方をアドバイスします。
普段は全く花に興味がなくても、心が弱っている時にお花を見るとホッとする“癒し”を感じたりするもの。
それは、死者にとっても同じなのかもしれません。
人が亡くなると、(葬儀や初七日法要などの)祭壇やお墓、仏壇にお花をお供えしますよね。
生前からお花が好きだった方であればまだしも、植物には全く興味がなかったという方も場合でも同じようにお花をたむけます。
実際、私も今は花に全く興味がありませんが、自分の死後に花をお供えされたら素直に嬉しいだろうなと思います。
初七日の頃なら、きっと「自分はこれからどうなっちゃうんだろう!?」と混乱している時期ですよね!?
そんな時にお花をお供えされたら
- 「あなたのことを忘れていませんよ」
- 「人生、お疲れさまでした」
とねぎらわれているようで安心しますし、現世にある美しいものに囲まれてあの世へと送り出していただけるのはありがたいことですよね。
実際、お供えのお花には「死者の魂を慰める」「遺族の悲しみを和らげる」といった意味があるそうです。
とはいえ、どんな花でも良いわけではありません。
やはりそこには古くからのしきたりのようなものがあります。
例えば、葬儀や初七日法要の時に開店祝いのようなド派手なお花が供えられていたらどうでしょうか?
「しんみりしたお別れは嫌だ」という故人の希望であればまだしも、場合によっては「不幸を待っていたのではないか」とすら受け取られてしまいます。
一般的には、四十九日が過ぎるまでは白をベースとしたお花でまとめるアレンジメントが好ましいとされています。
ご遺族の悲しみを癒すという意味で、淡い色合い(水色や紫)のお花をお供えする方も多いようですね。
よくわからない・・・という場合は、フラワーショップの店員さんに予算を含めて相談するとうまくまとめてくれるはずです。
花の種類:ダリア、カサブランカ、トルコキキョウ、菊、ユリ、蘭、リンドウ等
もっとも最近は、あまり古い慣習にはとらわれず「故人が好きだったから」ということでバラを飾るケースもありますよ。
ただ、「四十九日までは白。その後、少しずつ明るい色を取り入れていく」というのが一般的な常識ですので、あまり奇抜なフラワーアレンジメントは避けた方が良いでしょう。
(そういうマナーにうるさい人もいますので・・・)
初七日法要の時に香典をもらった場合は、後日、「香典返し」という形でお礼をします。
では、
- 「香典はもらわなかったけど、お供えにお花をいただいた」
- 「これでお花でも買って、とお金をいただいた」
という場合はどうすれば良いのでしょうか。
こういうケース、実はよくあります。
金額的には、だいたい3,000円~5,000円ですよね。
相手の方は、おそらく「香典を渡すと気を使うから」と配慮してくださったのでしょう。
このような場合は、「香典返し」を意味するような表書きはつけずに、お礼の手紙と一緒にお返しを送りましょう。
目安はいただいた額の1/3~1/2くらいで、「使ってなくなるもの」または「食べてなくなるもの」が無難です。
個人的には、やはりお菓子や乾物類が嬉しいですね。
洗剤や石鹸だと、いつも使っている銘柄のものがあるので結局いつまでも残ってしまうんですよね・・・。
タオルやハンドタオルもデザインの好みがありますし、お茶も珈琲党のお宅では消費ペースが遅いので。
お菓子なら自分が食べなくても家族の誰かは食べますからね!
お仏壇の総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
- 初七日法要の服装マナー故人の旅立ちを見守るために。
- 初七日法要の香典は必須?マナーと相場金額を知りたい!
- 初七日の所要時間目安は?多くの方に出席してもらうための心遣い
- 初七日法要での食事会にはちゃんと意味がある!
- 初七日法要のお返しはどうする?渡す物とタイミング
- 初七日のお供え物ルール!選び方のポイントとお返しのマナー
- 初七日のお菓子はどんな物を?選び方とマナーをレクチャー!
- 初七日法要お車代っていくら包めば良いの?
- 初七日の旅立ちを家族だけで弔うのはOK?
- 宗派別の初七日の後飾りはどうしたらいい?
- 初七日の法要って菓子折り持参ですか?
- 初七日法要の会食のマナーや注意点
- 初七日のお線香マナーを知らないと恥をかくかも。
- 初七日法要でネクタイはどうする?初七日の服装マナー
- 初七日の喪主の挨拶どんな内容ですればいい?
- 初七日にも電報があります。初七日に出席できない際には電報がいい
- 初七日から仏壇へ何をお供えする?