初七日 喪主

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初七日の喪主の挨拶どんな内容ですればいい?

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通夜や葬儀が無事に終わったら次には初七日法要が控えています。

 

おめでたい席とは違い、故人をしのびしめやかに営まれる法要のあと、喪主は精進落としの場でどのような挨拶をすればいいのでしょうか。

 

法要後・どのようなご案内をすれば?

最近では、通夜・葬儀に続いていとなまれることも多くなった初七日法要ですが、その後の会食の場で喪主から挨拶をさせていただく場合も多いものです。

 

大切な方を亡くし、心中穏やかではないとは思いますが、せっかく多忙のなかを時間と労力をさいて参列してくださった方々に対しての礼儀として、挨拶はしっかりできるようにしておくとよいでしょう。

 

さて、初七日法要後の喪主からの挨拶というのは、参列くださった方へのお礼、そして「精進おとし」の会食のお席へのご案内から始めます。

 

内容としては、「還骨法要」および「初七日法要」の参列者へのお礼、そして、「精進おとし」の会食へのお誘いをさせていただきます。

 

還骨法要とは、火葬された遺骨を自宅などに持ち帰って行ういとなまれる法要のことで、具体的には、

  • 遺骨、
  • 遺影、
  • 線香やローソクを祭壇としてしつらえられた小机に安置し、
  • お寺さんなどに法要のお勤めをしていだたく

ことをいいます。

 

会食へのご案内の挨拶

さて、具体的な構成と例文の内容を見ていきましょう。

 

まず、初七日法要のお席での喪主からの挨拶というのは、参列くださった方へのお礼、そして「精進おとし」の会食のお席のご案内となります。

 

「本日は、ご多忙中にもかかわりませず、故人(名前)を最後までお見送りくださいまして、まことにありがとうございました。

 

このあと、粗宴ではございますが別室のほうでご用意してございます。

 

何かとお忙しいところ恐縮ですが、お時間のご都合よろしい方はぜひごゆっくりお過ごしくださいませ」

 

または、つぎのような挨拶でもいいでしょう。

 

「本日は、皆さまお忙しい中にもかかわらず、故人(名前)を最後までお見送り下さり、本当にありがとうございました。

 

まことにささやかではございますが、別室のほうでお膳のご用意をしてございます。

 

ご多忙のところ恐縮ではございますが、お時間のご都合よろしい方はぜひお召し上がりくださいませ」

 

このような喪主からの挨拶で初七日法要への参列者を会食の場へご案内したあと、皆さんがそろい次第、喪主、あるいは遺族の代表者から「精進落とし」会食の開始の挨拶をします。

 

会食の前後の挨拶

皆さんがそろったら、初七日法要のあとの精進落としの会食を始めますが、まずは喪主からの挨拶をします。

 

その例文としては次のようなものがあります。

「皆様、本日はご多忙中にもかかりませず、また、遠方よりはるばるお越しくださった方におかれましても、最後まで故人(名前)をお見送り下さり、本当にありがとうございました。

 

お蔭様で、とどこおりなく葬儀が済み、故人(名前)も心から安堵していることと存じます。

 

さてこちらに、まことにささやかではございますが、精進落としのお膳をご用意させていただいております。

 

故人(名前)も、多くの皆さまがこうしてお集まりくださり、心より喜んでいることと存じます。

 

どうぞお時間の許します限りごゆっくりおくつろぎくださいませ」

 

その後、初七日の精進落としの会食が終わるころになったら、喪主か遺族代表は、お礼の挨拶をします。

 

その例文はこちらをご覧ください。

「本日はご多忙中にもかかわりませず、最後までおつきあいを頂きまして、まことにありがとうございました。

 

お蔭様でとどこおりなく葬儀をすませることができましたこと、故人(名前)も心より安堵していることと存じます。

 

また、先ほど来、皆様より故人(名前)の思い出の数々を伺わせていただき、改めて故人(名前)を身近に感じ、しのぶことができましたことは、まことによい供養にさせていただけたと感謝にたえません。

 

つもる話は山ほどございますればお別れするのはまことにしのびないものの、このあたりにてお開きとさせて頂きたいと存じます。

 

どうぞ今後とも故人(名前)同様、変わらぬご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

 

本日はまことにありがとうございました」

 

このような挨拶は、葬儀という急なことでもありますので、覚える必要はなく書かれた文章を見ながら挨拶をしてもマナー違反ではありません。

 

しかし、「ありがとうございました」などのお礼のときだけは書いた紙ばかり見ているのではなく、参列者の皆さまへの感謝をこめ、しっかりお顔を拝見してご挨拶させていただきたいものですね。

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