宗派別の初七日の後飾りはどうしたらいい?
宗派によって初七日の後飾りの飾り方が若干ちがいます。
お坊さんなどに来て貰って行う場合には指示に従って行えばいいかもしれませんが、家族だけで行う場合にはどうしたらいいのかわかりませんよね。
簡単にする場合でも宗派は気になるという方のため、調べてみました。
昨今は、葬儀に関しても簡単に済ませるという人も徐々にですが増えてきました。
家族だけで行う葬儀の場合でも、初七日はしてあげたいという場合もありますが、そのときの後飾りと言われるものをどうしたらよいのか、宗派によって何かルールがあるのかどうか、気になってしまいますよね。
ここで、初七日の後飾りについての知識を少しご紹介いたします。
骨上げの後、遺骨をいったん自宅に持ち帰りますが、遺骨をお迎えする準備として祭壇をしつらえます。
これはいつするものなのかというと、遺骨が到着するまでの間に遺族の誰かが自宅で準備をしておきます。
自宅で葬儀の場合には、霊柩車が出発したら葬儀祭壇を片付けて、部屋の掃除をざっとしておきましょう。
そして、仏壇のある部屋であれば仏壇の前に、仏壇がない部屋であれば部屋の北か西側に後飾りの祭壇をしつらえます。
その壇の上に焼香台、生花などもかざります。
さて、遺族や弔問客が戻ってきたときのために、玄関先には手洗いの水を入れた容器とひしゃく、手ぬぐい、清め塩を入れた皿も準備しておきます。
それから、精進落とし、つまり本膳の席の準備をしますが、一般的には仕出し料理店に依頼したり、料亭に依頼して席を設けたりすることが多いです。
当然ですが仕出し屋には、人数がわかったら早めに注文をしておきましょう。
では、初七日の法要や後飾りに宗派別ではどんな違いがあるのか、見ていきましょう。
まずは、仏式の後飾りでは、白い布をかけた二段、あるいは三段ほどの祭壇、骨上げの後三具足のほか、遺骨、遺影、御位牌、供物をお供えします。
白木具足で飾るときもあるようです。
こうして、初七日法要をはじめ、弔問客にもここで礼拝してもらうようにしてもらいます。
次に神式の場合です。
神式でも、二段から三段の台をしつらえますが、白い布はかけてもかけなくてもいいようで、遺影、霊璽、お神酒、榊、餞=御供え物を後飾りとしてかざります。
忌明けの五十日祭までは遺骨を安置します。
神式では、初七日というのはないですが、それにあたるのが十日ごとに行われる十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭があり、最後の五十日祭で忌明けです。
キリスト教式では、平たい台に白い布をかけて遺影、十字架、遺骨、ろうそく、花をそなえます。
納骨の日までこのように後飾りをしておきます。
キリスト教式では初七日にあたる、十日祭が行われることが多いです。
宗派によっていろいろな違いはありますが、亡くなった方を偲ぶという節目の儀式であることには違いありません。
心をこめて催行して差し上げたいものですね。
お仏壇の総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
- 初七日法要の服装マナー故人の旅立ちを見守るために。
- 初七日法要の香典は必須?マナーと相場金額を知りたい!
- 初七日の所要時間目安は?多くの方に出席してもらうための心遣い
- 初七日法要での食事会にはちゃんと意味がある!
- 初七日法要のお返しはどうする?渡す物とタイミング
- 初七日のお花選びはどうする?故人を安心させるポイントは?
- 初七日のお供え物ルール!選び方のポイントとお返しのマナー
- 初七日のお菓子はどんな物を?選び方とマナーをレクチャー!
- 初七日法要お車代っていくら包めば良いの?
- 初七日の旅立ちを家族だけで弔うのはOK?
- 初七日の法要って菓子折り持参ですか?
- 初七日法要の会食のマナーや注意点
- 初七日のお線香マナーを知らないと恥をかくかも。
- 初七日法要でネクタイはどうする?初七日の服装マナー
- 初七日の喪主の挨拶どんな内容ですればいい?
- 初七日にも電報があります。初七日に出席できない際には電報がいい
- 初七日から仏壇へ何をお供えする?