法事の食事会は文化の町、文京区でしっとり静かに、ちょいリッチに。
「和食懐石の店」と言っても、立地によって店の雰囲気は全く違います。
それが法事のための店選びとなれば、なおさら「立地」にはこだわりたいところ。
東京都内で、しっとり落ち着いた雰囲気で食事を楽しみたいのであれば文京区がオススメです。
ここでは、法事の食事会に良く使われている人気店を3点ピックアップしました。
法事の後の食事会、お店選びで重視すべきポイントは?
雰囲気?味?それとも費用?まずはそのコンセプトを明確にすることが大事です。
法事は、普段顔を合わせる機会がない親族や友人・知人が久しぶりに食事を共にする機会でもあります。
年配の方が多い法事であれば特に、「ゆっくりくつろげること」「静かな雰囲気で話ができること」はお店選びの必須条件でしょう。
もちろん個室を予約するのはあたりまえですが、店の周りがガヤガヤしているとお年を召した方は気持ちの上で落ち着けないかもしれません。
東京都内で「落ち着き」を最優先に考えたお店選びをするとしたら、エリアとしては文京区がオススメ。
特に「椿山荘」は、そこが都心であることさえ忘れさせてくれるようなしっとりと落ち着いた静寂に包まれています。
まだ20代の頃に椿山荘での法事に出席したことがありますが、美しく整えられた庭園、磨き上げられた調度品・・・、見るからに「高そう!」と思えるその空間に自分のような若造がいるのはひどく場違いな感じがしたのをよく覚えています。
今回オススメする「木春堂」は、そんな椿山荘の森の中にあるレトロ感あふれるレストラン。
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/restaurant/mokushundo/
“昭和”の風情を残した建物の外観は、一瞬タイムスリップしたかと錯覚してしまいそうなほどムードたっぷり。
「和食」というよりは「石焼料理」がメインのお店ですが、〆には専属の職人が個室までやってきてお寿司を握ってくれるというスペシャルなサービスもありゲストも大満足すること間違いなしです。
昭和の時代から受け継がれてきたという「国産牛蒸し焼き」の伝統の一皿は、一食の価値ありですね。
ランチの懐石は5,100円~、ディナーは7,400円~とお値段が意外に良心的なこともオススメのポイントですよ。
しかし、うちの父のような田舎者にとっては椿山荘は「都会過ぎて」「洗練されて過ぎていて」逆に落ち着かなかったそうです。
地方からやってくる親戚のことも考えて、もう少しカジュアルな法事(食事会)にしたいということであれば、同じく文京区でも根津の「下町割烹 成光亭」さんはどうでしょうか。
https://r.gnavi.co.jp/a524200/
この「下町」というのがポイントで、あまり肩に力を入れず気軽に暖簾をくぐれるというのがいいですね。
お寺町のすぐ近くにある成光亭さんの歴史は古く、創業はなんと大正時代までさかのぼるのだとか。
寺町ですから、法事で利用される方も多いため法事用のメニューはお手の物です。
厳選された素材を使った創作懐石料理のコースが4,000円~と、リーズナブルな価格設定なのもこの地で長く愛されてきた理由の一つと言えるでしょう。
お座敷用のテーブルや椅子の用意もあるので、足腰が不自由な高齢の方でも安心です。
ご年配の方は、新しいお店よりも伝統のある老舗を好む傾向があるように感じます。
法事は出席者の年齢に応じたお店選びが必要ですが、年齢層が高めならコチラの「懐石料理 板倉茶屋 要」さんもオススメ。
創業八十余年ということで、「歴史」という観点では先ほどの「成光亭」さんにも引けをとりません。
https://www.itakurajaya-kaname.com/
文京区湯島という立地もあり、古くから文化人や食通たちに愛されてきた老舗。
そのため価格帯は少々高めの設定となっており、法事向けの懐石だと12,000~14,000円くらい。(季節によって変動あり)
格式高い和室でいただく、旬のお野菜や魚を使ったこだわりの懐石料理は、なにかと注文のうるさいご親戚の方をも黙らせてしまうくらいの効力があるはずです。
文京区で法事にオススメのお店を3店ご紹介しました。
- 都心の“森”でリッチな時間を過ごす「椿山荘 木春堂」
- 下町で本格懐石をリーズナブルに楽しむ「成光堂」
- 食通をうならせるこだわり懐石に自信あり「板倉茶屋 要」
法事も回数を重ねる毎にマンネリ化してきます。(語弊がありますが)
今一度供養の気持ちを確認する意味でも今度の法事はお店選びは「クオリティ」重視でこだわってみてはいかがでしょうか。
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