線香 期限

MENU

線香は保管状態に気をつければ特に使用期限はありません

特に使用期限がもうけられていないのが線香ではありますが、長期間の保管の状態では湿気たり、曲がったりして、火がつきにくくなったりします。

 

使用期限がない線香といえど、湿度の高い場所や直射日光を避けて保管するぐらいの気遣いは必要です。

 

天下第一の香木、蘭奢待の場合

天下第一、そんな風に崇め奉られる香木があります。

 

「蘭奢待(らんじゃたい)」、正倉院に収められているそれは、全長1.5メートル、重量は11キロ強といわれる、巨大な香木。

 

今でも線香の原料に用いられる、加羅の一種といわれています。

 

これは聖武天皇の崩御後、東大寺に寄進されたものとされており、次第に天下第一の香木の名声が広まりました。

 

その後、時の権力者が好んで切り取ったとか。

 

切り取った部分には付箋が今も残っており、足利義満、織田信長、明治天皇といった錚々たる権力者の顔ぶれが並んでいるのです。

 

特に、信長は蘭奢待の魅力を充分に利用した人の代表。

 

まるで、城や国を与えるかのように、自らが切り取った蘭奢待を砕いたものを、部下に与えていたといいます。

 

そんな蘭奢待、考えてみれば聖武天皇が活躍したのは8世紀、明治天皇は19世紀。

 

かれこれ、1,100年もの長い間、蘭奢待は珍重されてきたのです。

 

ということは、上手く保管すればそれぐらいは、香木の香りは持つということ。

 

線香になると粉末になってしまいますから、1,000年は難しいにしても、相当の長い期間、香りは保たれるということになるでしょう。

 

それでは線香はいつまで持つものなのか?

線香に使用期限は特にもうけられているものではありません。

 

箱を開けた時の香りは、時とともに失われていきますが、火を灯した場合の香りは別。

 

線香を火にくべると、また香りがよみがえるものなのです。

 

また、保管する場所についても、特に神経質になる必要はなく多湿の場所や、直射日光が当たる場所を避ける程度で良いでしょう。

 

多くの方が線香を仕舞っておくような、仏壇にある引き出しなどで保管しておけば、相当長い期間は大丈夫。

 

時間がたちすぎると、さすがに香りは弱まるものですが、特に変質したりして、嫌な匂いに変化したりはしないものです。

 

かなり古いものでも、心配せずに使ってしまえばよいのではないでしょうか。

 

天然素材の線香ならば、より心配はない

香を嗅ぎ分けて楽しむという、香道の世界では、長期間保管されたものほど、香りが落ち着いて珍重されるとも聞きます。

 

始めにお話した、蘭奢待など1,100年です。

 

このように、天然の香りを用いた線香は特に期限はないものです。

 

しかし、合成の香りを付けた安価な線香は、経年で香りがなくなってしまうといいます。

 

また、保存状況が悪い物になると、曲がったり火が付きにくかったりと、何かと不都合が生じるもの。

 

早く使うに越したものではありますが、それほど神経質になる必要はない。

 

それが線香の使用期限といったところです。

お仏壇の総合情報

スポンサーリンク