仏壇 継承

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みなさんのご自宅の仏壇は、いったいいつからそこにあったのでしょうか？

 

その長い（であろう）歴史を継承していくことができない場合はどうなっちゃうの？

 

少子化が社会問題となり、「無縁社会」という言葉が定着しつつある昨今、仏壇の継承も早めに考えておくべき問題と言えるでしょう。

 

お盆に祖母の家に行った時、仏壇を見ていてふと湧いた疑問。

 

この仏壇って、いつからあるんだろう？仏壇ってどんな風に継承されていくのかな？ということです。

 

数年前に祖母が他界したので、今は父の兄（父の実家の長男）がその仏壇を引き継いでいるわけですが、じゃあその次は私の従兄弟が継承するのでしょうか？

 

確かに、今は従兄弟のファミリーが同居していますが、もし「俺たち、ここを出て行って新しい家を建てるから」ということになれば、あの仏壇はどうなってしまうのでしょう。

 

今まであまり考えたことがありませんでしたが、改めて考えてみると今まで途絶えずに継承されてきたことがなんだか不思議に思えます。

 

結論から言えば、家を継ぐ立場にある人が仏壇を継承するというのが一般的のよう。

 

家と仏壇、お墓というのはセットで考えるものだというのが、世の中の常識のようです。

 

そこに、「宗派」とか「結婚しているか、していないか」「定職に就いているのか、いないのか」ということは関係がないようですね。

 

とはいえ、兄弟がいれば話し合い次第で誰かしら環境的に無理のない人が引き取ってくれるかもしれませんが、一人っ子だとそうもいきませんよね。

 

どうしても仏壇を継承できない状況にあったらどうなるんでしょう。

 

少子化が社会問題になっているご時世ですから、必ずしも家を継いでくれる人がいるとも限りません。

 

私も一人っ子ですが、幸い、夫は理解のある人なので、両親が亡くなった時に「家に仏壇を置きたい」といえば置かせてくれると思います。

 

ただ、問題はその後のこと。

 

私が死んだ時、一人娘が「え～！なんで私がジジ・ババの仏壇まで世話しなくちゃいけないの？」ということになれば、その仏壇は継承者がいなくなるということですよね。

 

調べてみたところ、「仏壇は縁のある人が営むもの」という考え方がベースにあるようで、その縁を切り離したいと思えばできないことはないようです。

 

すなわち、仏壇は処分して供養はお寺にゆだねる、いわゆる「永代供養」という選択肢があるわけです。

 

仏縁に感謝し、しかるべき法要（魂抜き）を執り行えば、タタリが下るなんてこともないそうですよ(ホントでしょうか･･･笑)。

 

仏壇を継承する立場にありながらも、自分の事情でどうしてもそれが難しい場合は、菩提寺に相談してみると良いでしょう。

 

きっと、心の荷物を軽くしてくれるようなアドバイスをくださるはずです。

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