仏壇 お供え 花

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仏壇にお供えする花といえば、「菊」が定番？

 

いえいえ、選択肢の幅は意外と広い！

 

友人のお母さまが、数週間前に亡くなった。

 

そんな知らせを受けた時、「まずは仏壇に手を合わせなければ！」と友人宅を訪問することにしたのですが、そこで迷ったのはお供えする花選びでした。

 

お花屋さんに立ち寄ったものの、どんな花を選べば良いのか全くわからなかったのです。

 

まごつく私を見て店員さんのほうからあれこれ提案してくれて、できあがったのはなんとも優しい雰囲気のアレンジメント。

 

「いつ亡くなったのか。故人とのご関係は？」

 

「亡くなった方の性別は？」

 

「生前、好きだった色や花は？」

 

そんなようなことを聞かれて答えたのは覚えていますが、具体的な花の種類などはこちらからは全く指定していません。

 

それでも、華美過ぎずだからといって地味過ぎもしない絶妙なアレンジメントができるあたり、さすがプロの仕事！

 

迷ったら、自己判断せずにまずはお花屋さんに相談してみましょう。

 

ネットで検索してみると、やはり仏壇のお供えとして使われているのは私が作ってもらったような淡くはかなげなカラーバランスのアレンジメント。

 

白、淡いブルー、淡いピンク、黄色、ラベンダー色の花がよく使われています。

 

特に、四十九日が過ぎるまでは白を基調としたお花をお供えするのが良しとされていますね。

 

（悲しみに暮れている時に明るい花･･･ってのは失礼にあたるみたいです）

 

花の種類としては、以下のようなものが挙げられます。

• アイリス
• アジサイ
• カーネーション
• ガーベラ
• 菊
• キキョウ
• キンギョソウ
• キンセンカ
• グラジオラス
• ケイトウ
• コスモス
• スターチス
• ストック
• スイセン
• ミソハギ
• ホオズキ
• リンドウ

その他、その季節の旬の花なら入手しやすいですし、仏壇まわりにも季節感が出てご先祖様もお喜びになるでしょう。

 

一方で、「ツル植物」「トゲがある花」「花粉が落ちやすい花」「ニオイがきつい花」は仏壇のお供えとしては不向き。

 

例えばバラやユリはNGということになりますね。

 

「あの世には様々な花が咲き乱れているから、お供えの花もどんな種類でも良い」という説もありますが･･･、「非常識な人」と思われてしまう可能性もありますのでクセのある花は避けることをオススメします！

 

ちなみに、仏壇のお供えで注意すべきは花の種類ばかりではないんです。

 

本数にもルールがあり、一般的には「3本、5本、7本」と奇数が好ましいと言われているんですよ。

 

その場合の色の選び方は、次のようなバランスが好ましいそうです。

 

3本･･･白×黄×紫

5本･･･白×黄×紫×赤×ピンク

 

レイアウトとしては、メインとなる花（鮮やかな色）を中心に、それを囲むようにサブとなる花を配置。

 

全体として「ひし形」になるような感じでアレンジするのが理想的とされています。

 

実際にネットで実例を見てみるとわかりますが、「ひし形」というよりは「円形」っぽい生け方をしている例も多いですね。

 

いずれにしても、仏壇にお供えするお花には「絶対的にこうでなければいけない」という厳密なルールはありません。

 

大切なのは、仏様や故人を想う気持ち、そして遺族へのいたわりを込めること。

 

そこがブレていなければ、鋭いトゲのある花やニオイがキツイ花を選んだりもしないはずです。

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