仏壇 二つ

トップページ ＞ お参りのマナー 仏具の飾り方 ＞ 「一家に二つの仏壇」の疑問を解消！一つにまとめることはできる？

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昨今の家族構成事情では、一家に仏壇を二つ置かなければいけないというケースも珍しくはないはず。

 

もっと合理的にできないの！？

 

私は一人っ子なので、いずれ両親が亡くなれば仏壇を管理することになるでしょう。

 

すでに嫁に出た身ですから、夫の承諾を得て自宅に仏壇を設けることになると思うのですが、そこで心配なのが夫の両親の仏壇はどうなるんだ？ということ。

 

兄弟はいますが、どうやらうちの夫が一番かわいがられているみたいなので(笑)、ゆくゆくは我が家に仏壇を･･･という流れになるかもしれません。

 

そうなると、同じ家に仏壇が二つあるという状況になりますよね！？

 

しかも、宗派も菩提寺も全く違う･･･これって宗教的なルールから見てどうなんでしょうか。

 

少子化が社会問題になっている日本では、我が家のようなケースは決して珍しくないと思うのですが･･･。

 

調べてみたところ、同じような状況になっているご家庭は思ったよりも多いみたいです。

 

しかも、「それぞれのお寺さんがお経をあげにきてくれる」というお宅もあり、仏壇が二つあることをとがめられることもないそうなので、別段大きな問題はない様子。

 

ただ、宗派が偶然にも同じだった場合は位牌をまとめて1つにしてしまった」というケースもあるようです。

 

家庭の事情で、「一家に仏壇が二つ」という状況になってしまうのは致し方ありません。

 

そもそも、「仏様はそんな些細なことは気にしない」という考え方があります。

 

しかし、やはり正式には、あまり好ましい状態ではないのだとか。

 

地方によっても見解が異なるようですが、「仏様が安らげない」と言われているところもあるのです。

 

それでも、二つの仏壇を置かざるを得ない場合は、仏様への謝罪の意味も込めて、せめて配置のルールだけは守るように心がけたいものです。

 

 

場所としては、仏間もしくは床の間に配置しましょう。

 

もし2階に部屋があるようなら、仏壇の上に「雲」「空」「天」のいずれかの文字を描いた紙を貼っておくこと。

 

それによって、「仏様は最上です！」という敬意を表すことができます。（言い換えれば、二階から仏様を踏みつける無礼を帳消しにしてもらおうということです(笑)）

 

一つの家に仏壇を二つ置くことは、宗教的にそれほど大きな問題ではないことがわかりました。

 

そこで次に気になるのは、法事のこと。

 

もし宗派が一緒だったら、お盆の棚経（菩提寺の住職が、檀家の家を訪ねて仏壇の前でお経を読むこと）などもまとめてやってもらうということもできるそうです。

 

それならお布施も1回分で済むかもしれませんが、我が家のように宗派も菩提寺も別々の場合は、法要の費用が2倍になるということになりますよね。

 

不謹慎ながら、なんとかそこを節約できる方法はないものか？と思ってしまいます（汗）。

 

これについては、お互いの菩提寺の住職に相談してみれば、なにかしら解決の術をアドバイスしてもらえるものと思われます。

 

「合祀」という形で、どちらかの宗派の祀り方に統一することもできるようですよ。（要するに、一つにまとめて供養するということです）

 

ぜひ、ご家庭に無理のない方向で検討してみてください！

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