仏壇 花 種類

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仏壇に関することは、あれこれ謎だらけ！

 

お供えする花の選び方一つにも、風習やルールがあるようです。

 

「ばあちゃんの家に行くから、お花でも買っていくか」

 

子供の頃、そういって母が手に取るのは地味な花束ばかりでした。

 

「花束」と表現するのもためらわれるようなその”束“を見て、子供心に「お母さんってセンスないな」なんて思ってしまったのですが、今思うとあれは仏壇用の仏花だったんですよね。

 

でも、大人になって他人様の家にお花を持って行く立場になった今でさえも、私はその花の種類に迷います。

 

菊だのリンドウだの、こんな地味な花を供えられて本当に故人は喜ぶのだろうか？と。

 

最近は私のように迷う方も多いようで、

 

「従来のしきたりに縛られず、故人が好きだった花を」

 

と種類を制限せずに仏花を選ぶ動きも出てきているようです。

 

実際に私も、友人宅を訪問する時は、亡くなったお母さまが好きだったというピンク系統のお花を選ぶようにしています。

 

しかし、これが法事などの席となると話は違ってきます。

 

どこへ行っても、お節介で意地悪なおばさんとかおじいさんっていますからね。

 

ちょっと変わったお花を持って行くと、「常識がない」だのなんだのと小言を言われるかもしれません。

 

別に何を言われても良いのですが、ちょっと面倒くさいですよね。

 

ですから、普段のお供えはともかくとして、儀式の時にはそれなりの“常識的”な種類のお花を持参した方がよろしいでしょう。

 

仏壇用として一般的によく使われるのは、次のような種類のお花です。

 

通年

菊（大輪菊、小菊、洋菊）、カーネーション、ストック、スプレーマム

 

春

アイリス、キンセンカ、スターチス

 

夏

リンドウ、グラジオラス、ケイトウ、ミソハギ、ホオズキ

 

秋

コスモス、ガーベラ、キキョウ、ヒガンバナ

 

冬

ロウバイ、ストック

 

どうでしょうか？

 

仏壇＝菊というイメージがあまりにも根強く定着していますが、実は仏壇用のお花は意外とバリエーションが豊富！

 

個人的には、「へ～！仏壇にお供えするお花って、ガーベラとかでも良いんだ！」

 

と、新鮮な驚きがありました。

 

このように、仏事の世界では、私たちが「ルールだ」

 

と思っていたことが実は自由だったり、逆に知らずに恥をかくことがあったり。

 

お花選びでも、知らずにタブーを犯してしまう可能性もあります。

 

仏壇用のお花の種類で迷ったら、一人で判断せずに花屋の店員さんに質問してみましょう。

 

花といえば冠婚葬祭ですから、彼らは日本のしきたりについても知識や経験が豊富です。

 

だいたいのイメージを伝えれば、常識の範囲内でステキな仏花ブーケをアレンジしてくれるはず！

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