位牌 意味

トップページ ＞ 位牌を処分する際の注意点など ＞ 位牌と故人供養の意味を知って良く検討した上で要か不要か判断を

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位牌なんかを作ったら高くつくし、お寺とのやり取りもしたことも無いし煩雑そう。

 

そう考えて、あえて遺言で葬儀は親しいものだけで、簡素にして欲しいと言われる方も居られます。

 

残される方の負担は軽くしたいとの考えからなのでしょうが、それは果たして残された方の為になるのでしょうか。

 

葬儀の内容は簡単にしようと思えばできます。

 

家族だけで、火葬を済ませて後ほどお別れ会をするので良い、と言い残されてしまった。

 

残された家族を気遣って、そんな風に希望を出されるのでしょう。

 

ですがこの、身内だけでの小規模葬儀の場合は後に聞きつけた方からのお問い合わせ、仏前に焼香に行かせて欲しいなどの問合せが多数来る事になるかも知れません。

 

省いたつもりが却って、大変になってしまうのは残念なことですね。

 

しかも、供養をしっかりとしたと言う、区切りの気持ちを抱きにくく、後々まで後悔を引きずる原因になったりします。

 

位牌を作る意味としては、故人の葬儀をしっかりと形にした、そんな気持ちの区切りの点でも重要なのではないでしょうか。

 

一般の家庭に位牌が定着したのは、仏壇が家庭に置かれるようになった江戸時代からと言われています。

 

鎌倉時代に、禅宗の寺院で用いられていたそうですが一般化は随分後だったのですね。

 

元々は、中国後漢時代に官位や姓名を板に記して祀ったことが始まりと言われています。

 

位牌は大体一万円からのお値段がかかるものですし、伴う仏具、仏壇なども高価なものです。

 

お寺様を呼ぶ機会も増えますので、その都度のお布施はかかってきます。

 

仏具を揃える費用と、仏事の費用、お墓の事も並行して予算を組まねばならないので、一気にするのは本当に大変です。

 

家に元から仏壇があれば、位牌を作るにもイメージしやすいですし仏具はそのまま使えるのでその分楽ですよ。

 

売り場に数年居たので、結構な数の位牌を拝見し、お客様に販売しました。

 

最初は、ここに亡くなった方の戒名があって、これってあの世の名前なんですよね、と考えると文字確認の際には手袋越しでも手が緊張で震えました。

 

全くの他人、少しのご縁で位牌の受注とお渡しに携わっただけでも厳かな気持ちになりました。

 

亡くなった方に名前を授けて、と言う行為は区切る意味でも分かり易いです。

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