位牌 管理

トップページ ＞ 位牌を処分する際の注意点など ＞ 現代的な住居では位牌を管理する場所は一大事

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位牌の管理をどこでするのか？これは一大事です。

 

どこで管理しようと遺族次第といっても、そういわれるとかえって迷ってしまいます。

 

位牌を安置するならば仏壇、現代的なものも今ではたくさん販売されてはいますが難しいものです。

 

マンションという現代的な住環境においては、仏壇を備えつけるスペースもままならないもの。

 

実際、仏壇がない家も非常に多いはずです。

 

お盆などには実家に帰るし、そこの仏壇で手を合わせているから、特に不便を感じない、、、仏壇がないのは、そんな理由でしょう。

 

しかし縁起でもないですが、同居する身内を亡くして仏壇がないことにあわてます。

 

なぜなら、位牌を安置・管理する場所がないからです。

 

初七日～四十九日までは、簡易的な祭壇（後飾り）が葬儀社の手により設置されますから、そこで位牌は安置・管理されます。

 

しかし四十九日が終わり、白木の位牌から本位牌に変わったあとが困ります。

 

故人の魂が宿るとされる位牌です、ずさんな管理はできなくなるからです。

 

後飾り（祭壇）も撤去されてしまいますので、特別な台もなしで管理していかなくてはいけません。

 

僧侶に位牌の管理についてたずねると、どこに置こうと、どう管理しようと特に問題はないと返事が返ってきます。

 

テレビ台の上に安置する、これでも全然構わないのです。

 

最近では無宗教という人も増えており位牌すらないというケースもめずらしくありません。

 

しかし、テレビ台の上の位牌でも問題ないといえども、例えば初盆や一周忌のような改まった法要では恰好がつきません。

 

現在では、住宅事情にあわせた非常にコンパクトな現代仏壇と呼ばれる類いのものが出ています。

 

扉さえない段のみで構成された、シンプルなデザインながらも使われているのは高級材。

 

カジュアルかつ風格があるという、よくできた作りになっているのです。

 

予算やスペース的に許されるならば、位牌もこの様な場所で管理するのが絵になります。

 

通夜や葬儀、その後の法要は故人のためであると同時に残された人のためのもの。

 

位牌も、残された人が良いと思う方法で管理するのが一番なのです。

 

仏壇がなくても、後飾り（祭壇）を改めて自身で購入して、法要の度に組み立てて、そこに位牌を祀るという方法もあります。

 

これならば場所を取ることもありませんし、法要の時に、例えば位牌が安置してあるテレビ台に向かって手を合わせる、、、。

 

そんなこともなくなるので非常に便利です。

 

近年では、黒塗りのものだけではなく、例えば自然塗装の位牌も増えていますし、形も卵型のものなどバリエーションも豊富。

 

これならば、適当な棚の上で位牌を管理する場合でも、特に奇異な感じはしないはずです。

 

変化する現代の生活様式に、保守的であるはずの仏教もあわせてきています。

 

ムリをして管理ができなくなるよりも、ムリなくできる方法を探すべきなのです。

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