無縁仏 位牌

トップページ ＞ 位牌を処分する際の注意点など ＞ 位牌の処理に困る無縁仏。その実態は国が生んでいるのかもしれません

ツイート　　

近年の少子高齢化が進む日本では無縁仏も多くなってきている様です。

 

少し前までは位牌は親族に引き受けてもらうのが一般的でしたが、近年は変わってきているようです。

 

無縁仏のご位牌はなるべく近隣の寺院に預けるのが正解でした。

 

ご実家の仏壇や、ご自身のご先祖様が眠るお墓を参ったことが皆さん一度はあるかと思いますが、日本は先祖や仏壇を大切に重んじる国でもあります。

 

それはお墓が無くても、近隣のの寺院や、寺などで手を合わせるのもその一つ。

 

海外では一定時刻に毎日行われる礼拝や、キリス教徒であればミサなどが有名でしょうか。

 

ご子息がいる状態でご臨終されれば、ご子息がそのお位牌なども守って行く事になりますが、もし身寄りのない方などがお亡くなりになられた場合、その方は無縁仏として処理されることになります。

 

無縁仏とは、その方の身寄り先がない方がお亡くなりになられた場合、お守りしていく方がいないので、住居にある寺院や檀家さん達によって供養されるのが一般的。

 

中には近隣の方から頼まれて位牌を守ってみえる方もいるようですが、住職の方でもない限り、優しさでむやみに他人の位牌に手を出してはいけません。

 

無縁仏のご位牌は、本来寺院などで一斉保管またはある一定の期間が過ぎたら焼き払って供養された方が良いとされています。

 

近年の日本は高齢化社会がドンドン進み、高齢者の方だけで暮らしている方も多くなりました。

 

ご子息がいればいいのですが、いない方もさぞ多いでしょう。

 

そういった方が無縁仏になるのですが、無縁仏の方の葬儀は各地方自治体の予算で賄われることになっています。

 

各地方で料金に差がありますが、おおよそ１５万円～２０万円が相場になっています。

 

ですがその葬儀はとても悲しく、ご遺体の前に置かれた位牌には何も書かれず、ただ淡々と葬儀社の社員だけが手を合わせ、執り行われるそうです。

 

しかも無縁仏が出てしまうと、その家で代々引き継がれていたお墓を守って行く人もいなくなってしまう為、お墓の撤去や存続なども檀家さんたちによって施されるのです。

 

ただ現在の日本で無縁仏の数はよほどの理由がないと存在しません。

 

ご子息によほど早くに先立たれるか、不慮の事故などで親族が一気に皆さんお亡くなりになるなんてかなりの確率ですし、現代ではご遺体より戸籍をたどって、遠い親族の方にもご報告が行くようになっています。

 

もちろん引受人となると、その後の葬儀費用や、供養、お墓の世話から、遺品の整理、財産権なども発生する恐れがある為、軽々しく引き受ける物でもありません。

 

死後の方が何かと整理に時間のお金もかかる事がよくある為、なるべくならもっと近い親族の方が引き受けるのが筋でしょう。

 

もしその後のお世話が無理となった時は、寺院に相談し、ご位牌を処理してもらい、きちんと供養された方が賢明です。

ツイート　　

スポンサーリンク