位牌 過去帳

トップページ ＞ 位牌を処分する際の注意点など ＞ 位牌と過去帳って何？好きなのを選んで良いの？

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葬儀に携わることも初めて、という方も沢山居られると思います。

 

近しい方が亡くなって、全く初めて葬儀をして、白い位牌を作って貰って、それは後日しっかりとした位牌に作り替えるものとは何となく把握した。

 

でも、お寺からは過去帳を勧められた。

 

何で、立派な黒い位牌でなく過去帳なのとお感じになるかも知れませんが、それには宗派ごとの決まりがあるのです。

 

地方やお寺の方針によって違う地域もあります、なので絶対では無いですが、少なくとも私の住む中国地方の一都市では過去帳が殆どです。

 

これが、禅宗の方が多く居られる地域のご親戚には「何でこんな帳面に、粗末に扱われているみたいよ」とお感じになるようでひと悶着起こったりします。

 

禅宗では亡くなられた方お一人ごとに塗りの位牌を作るのが殆どなので、過去帳に驚かれます。

 

ご宗派によって、考えは少しずつ違うので飾る仏具も違ってきます。

 

実際に目にして頂いて、仏壇に真宗の仏具を並べてをすると「こんなに違うんですね」とびっくりされます。

 

他家のお仏壇の中身、飾り方が違っていてもそれは粗略なのではなくって宗派の差によるものだったりします。

 

過去帳だから、簡略化したとかそんな意味合いはありませんのでご安心ください。

 

表紙の造りに金の糸の刺繍が入っていてお値段の張るものや、漆板の表紙を付けた過去帳もあります。

 

または家具調の仏壇に合せた木調の表紙もあります。

 

過去帳自体は値段のお求めやすいものから高級なものまで幅広いですが、過去帳を立てておくための仏具も必要になります。

 

過去帳見台と言って、足がついていて必要なページを開いて飾って置けるものがそれです。

 

ミニ仏壇用のものなら、背丈の低いものから選んでいただくことになります。

 

過去帳のサイズも小さいのから大きいものまであるので、仏壇に合った大きさで選びましょう。

 

私の住まいのあたりでは、お寺の方にお願いして書いて頂きます。

 

後日改めてお願いする場合は、少しお包みされるか、菓子折りを持参されるかのようでした。

 

葬儀のご縁があった流れで、過去帳を初七日法要にはお寺でご用意してくださるケースもありました。

 

いずれにせよ、分からなければお寺の方にお尋ねするのが一番確実です。

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