位牌 裏書き

トップページ ＞ 位牌を処分する際の注意点など ＞ 位牌の裏書きには何が書かれている？そこに隠された深い意味

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物事には全て、表と裏があります。

 

いつもは表しか見ていない物の裏側に目を向けることで、新しい意味を見出すことができることも！

 

では、位牌の裏側ってどうなっているの？

 

突然ですが、みなさん！位牌の裏側をご覧になったことはあるでしょうか。

 

普段、仏壇に安置されている時には表面しか見えませんので･･･。

 

裏書きがどうなっているのか、言われてみれば知らない！という方も多いのではないでしょうか。

 

いまさらですが、位牌にも「表」と「裏」があり、いつも見慣れている「表」の面には戒名や没年月日が記されていることがほとんどです。

 

では、裏側（裏書き）は？というと、「俗名」と「亡くなった時の年齢」が記されているのが一般的。

 

これは夫婦連名の位牌でも同じことです。

 

どれどれ、うちの位牌はどうなっているんだろう？

 

と、ご自宅の位牌を確認してみて、「あれ？表と裏書きで文字の色が違う！」という点に気づく方もいらっしゃるでしょう。

 

おそらく、表が金色、裏書きは朱色になっているのではないでしょうか？

 

それは、別におかしなことではありません。

 

戒名は「黒字に金色」が主流ですが、その他の文字については赤や朱色、青文字で書かれていることもあるようです。

 

ちなみに、位牌に記された戒名が朱色の場合。

 

これは、生前に戒名を授かり、自分で位牌を作ったということを意味しています。（亡くなった時点で、朱色→金色に塗り替えます）

 

朱色というのは非常に縁起の良い色だそうで、不老長寿の意味もあるんですって！

 

 

戒名をいただくというのは「仏様の弟子になる」ということ。

 

位牌というと「遺族が作るもの」という先入観がありますが、なんだか無理やり出家させられたみたいでそこには故人の意思がないような気がしませんか！？

 

理想的には生前に自分の意思で作っておきたいものです。

 

位牌の表側には戒名、裏書きには俗名。

 

「死後は新しい名前を得て、新しいスタートを切るんですよ！俗世間に生きていた時代のことは、もう過去のことなんですよ」

 

と、思い知らされるようでなんだかちょっと寂しくなりますね。

 

仏壇に祀られる時点で、すでに故人とはお別れが済んでいるわけですが･･･。

 

位牌の表・裏書きの違いを知ることで、より一層、寂寥の念にかられます。

 

しかし、亡くなるということは、生前の自分を捨てて新しい存在に生まれ変わるということ。

 

そう考えると、非常にポジティブなものにも捉えられます。

 

死は誰にでも訪れるものですが、必要以上に恐れることはない。

 

･･･位牌の表書きと裏書きの違いは、そんなメッセージも含んでいるのかもしれません。

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