位牌 並べ方

トップページ ＞ 位牌を処分する際の注意点など ＞ 位牌の並べ方にはルールがあった！正しい配置をおさらい！

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位牌は故人の分身のようなもの。

 

その並べ方は、仏壇内での先祖関係を左右する大事な問題なのです！

 

冠婚葬祭に際していつも思うこと。

 

それは、「“しきたり”って複雑で難しいなあ」ということです。

 

例えば、結婚式の席次や挨拶の順番、お葬式の時の座り方、焼香の順番･･･等々。

 

そして、仏壇内での位牌の並べ方。

 

結婚式はともかくとして、仏事に関しては「もう亡くなっているんだから、別にどうでも良いじゃん」という気もしますが･･･。

 

ハッキリと目には見えない存在に対する敬意を表す意味でも、やはりそこはこだわらなければいけないポイントなのでしょう。

 

位牌の並べ方に関しては、

• 上段の真ん中にご本尊
• 一段下がった中段に位牌

というのが基本的なルールです。

 

ちなみに、ご本御様よりも背が高い位牌はご本尊様に失礼になりますのでNG！

 

また、複数の位牌を納める場合は、「御先祖様の位牌よりも背丈が高くなってはいけない」という決まりもあります。

 

位牌を作る際には全体のサイズ感をしっかり把握しておく必要がありますね。

 

お父様が亡くなったということで仏壇と位牌を購入し、その数年後に今度はお母様が･･･。

 

この場合、夫婦連名で位牌を作ることもありますが、別々の位牌を用意するのが一般的です。

 

となれば、一つの仏壇に位牌が複数あるということになりますね。

 

この場合、並べ方はどうすれば良いのか？

 

覚えておくべき基本は、「向かって右側が上座になる」というルール。

 

夫婦の場合は「仏壇に向かって右が夫、左が妻」という並べ方をすることになります。

 

「夫のほうが上座･･･？オトコのほうが偉いってこと！？」

 

そんな不満の声もあがりそうですが･･･そこは古くからのしきたりということでお納めください。

 

「ご先祖様を上座に」ということで、位牌は亡くなった順番に右から並べれば良い。

 

･･･と思われがちですが、そこはちょっと注意が必要です。

 

亡くなった順番よりも、優先すべきは「世代の順番」。

 

ですから、「子供が先に亡くなった親子」を想定した場合は、やはり親の位牌を右側に置くのが正解です。

 

最近は永代供養を選ぶ方も多いですし、供養のカタチも様々です。

 

従来の仏壇とは全く違ったデザインのモダン仏壇もお目見えしていますので、「この場合、位牌の並べ方はどうすれば良いの？」と迷うことも多いでしょう。

 

仏様やご先祖様は人智を超えた存在ですから、位牌の並べ方を間違ったくらいで祟りを与えたりはしないと思いますが･･･。

 

何かわからないことがあったら、お寺に相談するのが一番確実！

 

位牌だけではなく、仏具の選び方や並べ方についてもアドバイスしてもらえます。

 

宗派によっても選び方や並べ方のルールが違っていたりしますので、正しいルールを知らずにいると思わぬところで恥をかくこともあります。

 

お寺とは末永いお付き合いになるわけですから、ちょっとしたことでも気軽に相談できるような関係を築きたいものですね。

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