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法事の後の食事は和食にこだわる必要ナシ!それより大切にすべきお斎の心得

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法事の後の食事というと、「和食」というイメージが強いかもしれません。

 

しかし昨今は、洋食のレストランに場所を移して食事をするケースもありますよね。

 

そこで今回は、「和食でなくてもいい理由」や和食を選ぶ場合におかしてはいけないタブー、法事の注意点について見ていきます。

 

それなりの年齢になれば、一度は「法事」に伴う食事の席に出席したことがあるでしょう。

 

定番はやはり「和食」ですが、昨今はちょっと事情が変わってきているようです。

 

法事の食事は「和食」にこだわる必要はない

みなさんの中にも経験されている方がいらっしゃるかと思いますが、最近の法事は「和食」にこだわらないケースが増えています。

 

たとえば、「法事はお寺でやったけど、その後の食事は洋食のレストランでやりました」とか、「ホテルで中華を食べました」とか。

 

年配の方であれば、「法事で中華?なんだかちょっと、ナンパだな」と違和感を覚えたりもするかもしれませんが、これが今時の法事のスタイル。

 

そのベースには、「故人が好きだった料理を、参列者のみんなで故人を偲びながら食べる」という発想があります。

 

参列するほうも、いつもいつも和食だと正直「またか」と思ってしまいますからね・・・。

 

なんといっても「多様性」の時代ですから、法事の世界も様変わりしているのです。    

 

むしろ和食にはタブーがたくさんある!

筆者の子供の頃からの記憶でもそうですが、長らく、「法事の食事=和食」が王道な時代が続いてきました。

 

しかし、法事の食事のNGポイントを改めて見てみると、意外にも和食にはタブーが多いことに気付きます。

 

たとえば、

 

  • 松竹梅のおめでたい飾りつけ
  • 梅肉、梅酒など梅をつかったもの
  • 華やかなお寿司(まつり寿司など)
  • 金箔、金粉
  • 鯛やイセエビなどおめでたい時に使われる食材
  • 紅白のおめでたい雰囲気の装飾

 

いずれも、中華や洋食にはあまり見られない要素ですよね。

 

つまり、法事の食事でやっちゃいけないタブーを避けようとすると、自然と洋食や中華に行きつくというわけ。

 

中華や洋食レストランの法事需要が高まっているのも納得ですね。

 

和食だったらどんなものを用意すれば良いの?

今は珍しいかもしれませんが、地方に行くと、今でも法事を自宅で執り行うケースもあります。

 

まさにうちの地元がそんな感じだったのですが、料理も自分たちで用意するという徹底ぶり!

 

手間暇かかりますが、当人たちにとっては「これが当たり前の姿」「昔からやってるから苦に思わない」「こうして料理をすることで、ちゃんと故人を供養できている気持ちになれる」とのこと。

 

具体的にどんな料理を用意していたかというと、

 

  • 季節の野菜の煮物
  • 野菜の天ぷら
  • 和え物
  • 煮つけ
  • 豆腐料理
  • 稲荷寿司
  • 漬物
  • 寒天料理

 

このような感じで、ごくごくシンプル。

 

カロリーも控え目で、そのままダイエットメニューにもできそうな料理でした。

 

肉や魚を控えた野菜メインの食事なので、男性陣はちょっと物足りなさそうにしていたのをよく覚えています。

 

場合によっては、これに仕出しの弁当をプラスするケースもあるようですね。

 

【まとめ】精進料理にはちゃんと意味がある。なんだかんだでやっぱり和食が無難?

法事の食事を和食にする場合の注意点や具体的なメニューについてまとめました。

 

ポイントを整理します。

 

  • 法事後の食事会の料理は必ずしも和食にこだわる必要はない
  • 使ってはいけない食材など、和食ならではのタブーも多い
  • 自宅で用意する場合、基本的には肉や魚を控えて精進料理に近いものとする

 

仏教では、無益な殺生を禁ずる教えがあるため、法事の食事でも「肉や魚はあまり使わないほうが良い」という暗黙のルールがあります。

 

しかし、四十九日を過ぎているのであればこのルールに囚われる必要はありませんし、実際に洋食や中華だと普通に肉や魚を使った料理が出てくることも多いです。

 

問題はそれを受け入れられないご年配の参列者もいるということ。

 

不愉快になる人が一人でも出ないように・・・と配慮すると、やはり「和食で精進料理」という選択が無難なケースもありそうですね。

 

大事なのは、参列者の面々や人数、気候などに合わせて臨機応変に対応することです。

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