法事 午後から 食事

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法事は午後からやってもいいの?その場合の食事はどうするのか問題の答え

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法事というと、「午前中から始まって、昼食(お斎)を摂っておしまい」といったイメージをお持ちの方も多いでしょう。

 

それは決まり事なのか?

 

この記事では、「法事は午後からではダメなのか」という疑問にお答えします!

 

合わせて、その場合の食事をどうするのかという問題についても見ていきましょう。

 

遠方から出席する場合、「できれば午後からのほうが助かるんだけどな」なんて思ってしまう方もいるでしょう。

 

しかし、たいていの法事は午前中に行われます。

 

その意味とは?

 

法事は午後でも問題ありません

結論から言うと、法事は午後からでも全く問題ありません。

 

実際、午後から執り行われるケースも多々あります。

 

時間帯はお寺側の都合を優先して決める必要があるため、同じ日に法事が複数あれば午前を希望したとしても午後からになってしまうこともあります。

 

夕方から始まって、食事は夜に・・・というパターンもあるので、「法事は午前中にやらなければいけない」という宗教的な縛りはないようです。

 

ただ、たいていの場合は出席者側の都合も考えて土日に設定することが多いですし、午前中に法事⇒食事(昼食)で故人を偲んで⇒夕方前に解散というスタイルが定番。

 

そこには、「参列者の方々の帰りが遅くならないように」「翌日の予定に差し支えないように」といった配慮も見てとれます。

 

午後からの場合、食事はナシでもいいの?

では、午後から法事を行った場合。

 

たとえば13時くらいから始めて、15時前後に解散という形でも良いのでしょうか。

 

それとも、やはり必ず「食事(お斎)」はセットでなければいけないのか。

 

これについては、「必ずしも食事は必要ない」が正解です。

 

ここで注意点が2つ。

 

まず一つ目は、食事がないのであればあらかじめそのことを出席者に伝えておく必要があるということです。

 

人によっては、お斎があるものだと思って昼食を軽めに済ませてくる方もいるかもしれないから、というのがその理由。

 

ハガキや手紙を出す際に、「法事後の御席は設けておりませんのでご了承ください」と一言書いておくのが親切ですね。

 

二つ目の注意点は、法事と食事の順番を逆にしてはいけないということです。

 

午後からの法事だからといって、例えば12時から食事会をするというのはNG。

 

あくまでも、食事は法事の「お斎」であり、故人との思い出を偲ぶと共に来てくださったことへの感謝を伝えるという意味もあるのです。

 

ですから、食事は「法事の後にするか」あるいは「やらないか」の二択ということになります。

 

お弁当を渡すのはアリかナシか?

最近はコロナの影響もあって、「法事はやっても食事はしない」「法事そのものの規模を縮小して行う」というケースも増えています。

 

しかし、せっかく遠方から来てくださったのに食事の席も設けずに帰してしまうなんてあまりにも失礼じゃないか・・・という気もしますよね。

 

そこで、たいていの場合は@3000円~5000円の仕出し弁当を用意し、穢れを清めるためのお酒をセットでお渡ししているようです。

 

これなら、「来てくださってありがとうございました」という感謝の気持ちも伝わりますし、もらった人もそのお弁当を食べながら故人を偲ぶことができるでしょう。

 

ちなみに、引き出物とお弁当は別物です。

 

お弁当を用意したから引き出物は要らないということにはなりませんので注意してくださいね。

 

このように午後からの法事の場合は色々と配慮すべきことがあります。

 

お寺の事情なども考慮しながら臨機応変に決めていくようにしましょう。

 

【まとめ】午前でも午後でもOK!食事は“密”を避けて適切に。

法事を午後から行う場合に注意すべきポイントについてまとめました。

 

以下の点を押さえておきましょう。

 

  • 法事は午前でも午後でも良く、厳密なルールはない
  • 時間帯によっては、「法事の後の食事はナシ」という選択肢もある
  • 食事をナシにする場合は、事前に伝えておくこと、そして代わりに仕出し弁当を用意するのが理想的である

 

新型コロナウィルスの影響で法事のスタイルも様変わりしています。

 

従来であれば食事の席を設けることが「常識」であったものの、今は「こんな時に“密”になるようなことをして、非常識だ」と言われてしまうかもしれません。

 

その地域の感染状況や出席する人の顔ぶれなども考慮の上で柔軟に対応する必要がありますね。

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