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七回忌は他の法事とどう違う?食事の席を設ける意味を再確認!

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法事って何度もあるけど具体的に何がどう違うの?毎回、食事の席は絶対に設けなくてはいけないの?

 

ここでは満6年目に行われる七回忌の意味や知っておきたい基礎知識についてまとめました。

 

併せて七回忌だからこそできる新しい食事のスタイルについてもご提案します!

 

法事っていつも同じ顔ぶれで同じような内容の食事を食べてるけど、正直、あれって意味あるのかな?

 

若い世代の方がそんな疑問を抱くのはごもっとも。

 

しかし、法事や食事を簡単には止められないのは深い意味があるからなのです。

 

7回忌からは規模を縮小

初七日法要からはじまり、四十九日、一周忌、三回忌、その後に続くのが七回忌。

 

故人が亡くなってから満6年目に開かれる法事のことを七回忌と呼びます。

 

三回忌くらいまでは会社関係や友人知人にも声をかけることがありますが、七回忌からはグッと規模を縮小して行うケースが多いよう。

 

一般的には遺族や親族だけで行われますので、「食事の準備も今までの法事とは違うんだろうか?」と戸惑う方もいらっしゃるでしょう。

 

法事の流れはそれまでと同様で、食事(お斎)のルールも基本的には同じ。

 

ただ、人数が少ないため、食事だけは広い会場ではなく自宅で、というケースも増えているようです。

 

法事をお寺で行い、その後自宅に移動して食事をするという流れですね。

 

もう食事は必要ないのでは・・・?

おじいちゃんがいなければ私はここにいなかった。

 

そのおじいちゃんも、そのまたおじいちゃんがいなければ生まれていなかった。

 

・・・このように考えてみると、先祖供養がいかに大事なしきたりか痛いくらいよくわかる。

 

「でも、法事も何度も繰り返しているのだし、そろそろもう食事はカットでもいいんじゃないかな?もう家族だけでやればいいんじゃないの」

 

「供養」の在り方が大きく様変わりしている昨今では、そんな考え方もアリでしょう。

 

しかし、三回忌から七回忌までの間は4年間、空いています。

 

その間、何度も会っている親戚もいれば、遠くて一度も会わないご親戚もいたかもしれません。

 

法事は、亡くなった方の魂を供養するためのものであり、同時に、故人を介してつながった者同士の結びつきを再確認する場でもあります。

 

故人は亡くなってしまったけれど、故人を介してつながったご縁は切れていませんよ。

 

この厳しい世の中をみんなで手を取り合って生きていきます。だから安心してね。

 

・・・故人に対してそんなメッセージを伝える意味もあるので、できればやはり七回忌は行ったほうがいいし、故人を偲ぶ場として食事の時間があったほうが好ましいでしょう。

 

少人数だからこそ!故人が愛したお店で食事をするのもいい

七回忌以降は、親戚も大勢呼ぶのではなく、ごく近しい人だけを呼んで執り行うという方も多いです。

 

筆者の親戚でも数年前に七回忌を迎えた方がいたのですが、その時の食事はちょっと高級な料亭で催されました。

 

なんでも、亡くなる前に故人が好んでよく使っていたお店だったのだとか。

 

大勢だと無理だけど、少人数ならば・・・ということで引き受けてくださったそうで、料理も「法事」にこだわらず故人が好きだったものがメインになっていました。

 

大人数で、しかも親戚以外も呼ぶとなるとやはり様々な制約もあるかと思いますが、親しい人だけの食事ならこういう選択肢もありますよね。

 

料理長さんも故人のことをよく覚えていてくれて、思い出話に花が咲きました。

 

「法事の食事」という一般的なルールからはかなり逸脱していたかもしれませんが、参列したみんなが優しく懐かしい気持ちになれた、とても思い出深い七回忌。

 

やはり法事でも、「正しさ」よりも大切にすべきことがあるんだなあと改めて感じました。

 

【まとめ】義務だけでやっても意味がない。法事のあるべき姿を見つめ直そう

七回忌の法事に伴う食事について、注意すべきポイントをまとめました。

 

内容を整理します。

 

  • 七回忌も、流れや食事のマナーは他の法事と同じ
  • 人数がだいぶ縮小されるので、自宅で行うケースも多い
  • 少人数だからこそ、ルールよりも大切にすべきことがある

 

年齢を重ねるにつれて、法事に出席する回数も増えていきます。

 

しかし、結婚式とは違って「あの法事は思い出深いなあ」と後で思い出した時にあたたかな気持ちになる法事は少ないものですよね。

 

法事が全体的に縮小傾向なのは、少子化やコロナの影響に加えてこのような要因もあるのではないかと感じます。

 

「形式」だけを重視して義務で行うのではなく、その時間を豊かなものにするためにどうあるべきかを今一度考えてみることが求められているのかもしれません。

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